■クラウド自動通信機能とは
クラウドとALLIGATE製品を自動でインターネットにつなぐ機能です。クラウドでの登録や設定を製品へ反映させたり、製品のログをクラウドへ反映させる機能です。
クラウド上での登録や設定変更は、インターネットを通じて製品へ反映させる必要があります。
ALLIGATEの製品は、製品本体はWebとはつながっておらず、インターネット通信するには、
- スマートフォンアプリを使って手動で行う
- 自動通信機器を設置し自動で行う
のどちらかです。
クラウド自動通信機能は、Lock Pro、Lock、Loggerについては標準搭載している機能です。
下記製品には、オプションとして別途ご契約いただけます。
- ALLIGATE eSumLock
- ALLIGATE HandleLock
■自動通信機能でできる事
クラウド自動通信機能をご利用頂くことで、下記操作が自動化できます。
- WEB管理画面で個人コード(ICカード・テンキー番号)の情報を更新した際に、製品本体へ最新データを自動送信する。
- 製品本体に蓄積される履歴データをクラウドへ定期的に自動送信する。
- 遠隔解錠の実行(ALLIGATE Lock,Lock Pro,eSumLock,HandleLockのみ)
- WEB管理画面でゲート設定(製品本体のモード切り替え等)を行った際に製品本体へ設定内容を自動送信する。
※カード読み取り設定・アンチパスの設定は送信されません - 製品本体のファームウェア自動アップデート
管理者の手間を掛けずに、常に製品本体の設定内容を最新の状態に保ったり、履歴データをきちんとクラウドへ保管したい、遠隔でパソコンから解錠したい、という際に効果を発揮する機能です。
■運用について
クラウド自動通信機能が無い場合は、WEB管理画面で設定更新をした後に、スマホアプリで登録データを手動で製品本体へ書き込む必要がございます。
図1-1.スマホアプリでデータを書き込むイメージ
上記の操作を忘れてしまうと、WEB管理画面では登録済みのユーザでもドアを通行できません。
図1-2.製品本体への書き込みを忘れてしまった場合のイメージ
クラウド自動通信機能があると、下記のような運用となります。
図2-1.クラウド自動通信有りの場合の運用(1)
通行履歴の確認も、自動で行うことができます。
図2-2.クラウド自動通信有りの場合の運用(2)
■オプションとしてご提供する機器について
オプションとしてご契約頂いた際には、SIM搭載のゲートウェイ装置(Cube)を扉ごとに1台ご提供させて頂きます。
一般的なコンセントタップ(AC100V)に差してご利用頂きます。
初期設定は済ませた状態で納品いたしますので、コンセントに差すだけでご利用開始して頂けます。
電源起動後、数分~十数分、お待ちいただくと通信を開始します。
※起動中(青色のランプ点灯や点滅している間)は、コンセントから絶対に抜かないでください。
緑色のランプで点灯するまで抜かないでください。
写真1.壁コンセントの場合
写真2.延長タップの場合
<設置時の注意点>
- コンセントタップの位置は、製品本体(ALLIGATE eSumLockもしくはALLIGATE HandleLock)から半径1.5m以内としてください。
- コンセントタップに差して起動させた後は、必ず動作確認をお願いいたします。
- 移動などでコンセントを差し直したい場合、起動中(青色のランプ点灯や点滅している間)は、コンセントから絶対に抜かないでください。
緑色のランプで点灯すれば抜いていただいても大丈夫です。 - 万が一、データが反映されない、履歴データがWEB管理画面で表示されない場合はサポートセンターまでご連絡をお願いいたします。
- 鉄扉や壁の厚い場所、その他環境が特殊な場合は、製品本体とゲートウェイ装置(Cube)との距離をさらに近づける必要があります。
- ゲートウェイ装置(Cube)はNTTドコモ回線のSIMを搭載しております。お申込み前に、あらかじめ対応エリアであることをご確認ください。(非対応エリアの場合は、別途ご相談ください)
図3.製品本体とゲートウェイ装置間の推奨距離
補足1:クラウド自動通信機能ありの場合の構成
補足2:クラウド自動通信機能なしの場合の構成